こんにちはだいサワーです^^
財務諸表論の基礎概念シリーズ第3回は、発生です
早速やっていきましょう(^^)/
発生について
企業会計原則 損益計算書原則一Aは、次のように述べている。
「すべての費用及び収益は、その支出及び収入に基づいて計上し、その発生した期間に正しく割り当てられるように処理しなければならない。」
収益と費用は、支出や収入に基づいて測定し(収支額基準)、発生した期間に割当てることとされる(発生主義会計)。この規定から発生の意味を読み取ることはできないが、一般には、経済価値の増加や減少をいう(経済価値の減少原因事実の発生を含む場合がある)。
企業会計は企業の経済活動を対象としており、経済価値の増減に応じて、収益や費用を捉えるのは自然である。このように今日の会計は発生主義を基礎とした利益計算を行うことから、発生主義会計と呼ばれている。
発生の意味を費用の例でもう少し具体的に考えてみる。たとえば、文房具等の消耗品は使えばなくなり、価値も減少する。このような価値の減少、つまり消費をきっかけに費用を認識するのが発生主義である。
建物を例にすれば、その取得に係る支出、つまり取得原価のうち当期に建物の価値が減少した部分が費用として認識される。有形固定資産について、当期に認識した費用が減価償却費である。減価償却費は、有形固定資産の価値減少を捉え、関連支出である取得原価を発生主義により費用として認識したものである。このほかに多くの費用項目、たとえば研究開発費、役員賞与、退職給付引当金、ストック・オプションなどが発生主義によっている。
まとめ
以上、発生の基礎概念についてのまとめでした
発生主義会計は、試験で頻出のところなのでしっかり押さえておきたいです
本日は以上です^^
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m