【シンプルに】会計基準の重要箇所(棚卸資産)

こんにちはだいサワーです^^

今日から1週間、税理士試験の財務諸表論を勉強している方(自分含む)向けに、会計基準の重要箇所をまとめたものをアップしていきます
日商簿記2級レベルのものですが、出題必須の知識ですので理解できているか要チェックやー!
1日目は、棚卸資産です

目次

これ

棚卸資産とは、企業の主たる営業において収益を獲得するために保有する財・サービスであり、短期のうちに物量が増減する項目である。棚卸資産は、販売目的資産と消費目的資産に分類され、後者は前者の原価構成要素等となる。なお、市場価格の変動により利益を得ることを目的に保有する棚卸資産をトレーディング目的で保有する棚卸資産と呼ぶ。

棚卸資産は、その物量等が減少することで費用化される。この費用化の手続きを原価配分と呼ぶ。これにより収益獲得に貢献した資産が費用化され、適正な期間損益計算を行うことが可能となる。棚卸資産の場合、主に販売時に費用化され、数量と単価の側面から把握される。

棚卸資産の払出数量の把握方法には2種類存在する。棚卸資産の受け入れの都度、その物量を記録し、期末に行なった実地棚卸の物量を把握し、期首保有数量と期中受入数量の合計から期末実地棚卸高を控除した物量を払出数量として計算する方法を棚卸計算法と呼ぶ。また、棚卸資産の受払いの都度、物量を記録し、常に帳簿上の棚卸資産の残高を把握する方法を継続記録法と呼ぶ。両方法を用いて、期末帳簿棚卸高と期末実地棚卸高を把握し、その差額から棚卸減耗を把握する。

棚卸資産は、金額面も考慮される。売上収益に対応すべき売上原価は、販売した棚卸資産の実際仕入原価が理想だが、商品の受け払いが頻繁に行われる場合、実際仕入原価の把握は困難となる。そのため、過去の実際仕入原価をもとに、先入先出法、平均原価法などの仮定計算が認められる。仮定計算の結果、売上原価の金額と期末保有の棚卸資産の金額が算定される。

従来、当該仮定計算の方法について、後入先出法が認められてきた。後入先出法とは、最も新しく取得されたものから棚卸資産の払出しが行われ、期末棚卸資産は最も古く取得されたものからなるとみなして、期末棚卸資産の価額を算定する方法である。この方法は、棚卸資産が過去に購入した時からの価格変動を反映しない金額で貸借対照表に繰り越され続けるため、その貸借対照表価額が最近の再調達原価の水準と大幅に乖離してしまう可能性がある。また、棚卸資産の期末数量が期首の数量を下回る場合には、期間損益計算から排除されてきた保有損益が当期の損益に計上され、その結果、期間損益が変動することとなる。

上記の結果、期末に保有する棚卸資産の数量と金額が把握されることになるが、物理的な劣化である品質劣化、経済的な劣化である陳腐化や市場の需給の変化により、販売目的で保有する棚卸資産の時価が取得原価よりも下落している場合がある。この場合、資産の収益性が低下したものとみなして、帳簿価額を時価にまで切り下げる。これは、棚卸資産の帳簿価額として将来の収益獲得に有用な原価のみを繰り越し、回収可能性を反映させるようにするために行われる。この場合の時価には正味売却価額が用いられる。

まとめ

マーカー部分は丸暗記して秒で書けるようにしておきたい
寝る前に理論暗記をやると、寝ている間に記憶が定着するとのことだが。。
朝起きてまた、記事読み返すぞー

本日は以上となります^^
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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